「子連れ再婚だと相手の親に伝えたら反対されて…。やっぱり再婚は諦めるべきなのかな?」
このように、相手の親から祝福されないのなら結婚するのはやめておこうと思うシングルマザーが少なくありません。
そもそも、あなたの再婚したい男性は、あなたのことを好きになって、あなたの子供も好きになったわけですよね。そう、この男性からしたら、好きになった相手がたまたま子持ちのシングルマザーだっただけの話しですから。
とはいえ、やはり子連れ再婚には超えたい壁があるのは事実であり、そのためにはあなたが辛い思いをすることもあるでしょう。
相手の親から「わざわざ子供がいる女性を選ばなくても」とヤジられたりしたら悲しくなりますし、子供もイヤな思いをするのではないかと心配にもなるでしょう。
さらには、再婚したい男性が親とあなたの板挟みになることも。
ですが、これからの未来をみんな笑顔にする方法は1つだけ!相手の親を説得して、再婚を認めてもらうこと。
再婚することによって、あなたも子供も再婚したい男性も、そして、男性の親にも今以上に幸せを感じてもらえるのだということがわかってもらえればなんの問題もないですよね。
もちろん時間はかかりますが、子連れ再婚を相手の親に反対された時には、正しい手順で説得を進めていくのが良いでしょう。
そこで今回は、親へ報告をする場面から解説しますので、是非チェックしてみてください。
参考: 再婚して幸せ! 子連れ再婚だからこそ味わえた5つのハッピーエピソード
目次
シングルマザーが再婚する時は相手の親を説得した方が良い理由とは?
子連れで再婚することを相手の親に伝えたら、概ね反対されることは想定内だと考えた方が良いでしょう。
「きっと、反対されるんだろうな」とあなたも察しているかもしれませんね。
そして、相手の親からは、「初婚の人にしなさいよ」「他人の子供を愛せるの?」などと彼が言われるであろうことも想像してしまうでしょう。
でもあなたなら、このような親の気持ちもまんざらわからないわけではありませんよね。
だって、大切に思っている子供があなたにもいるでしょ。
親はいつまでたっても親であり、子供の幸せを願っています。実の子を育てるのも一苦労あってのことなのに、血のつながっていない子供を果たして上手に育てることができるのか、いきなり父親になれるのか。
初婚同士の結婚よりも苦労が多いイメージを持っている再婚話を手放しでは喜べないのです。
ですが、反対されたからと言って「縁を切ってしまえばいい」と軽はずみな考えは捨ててください。
その理由は3つです。
- 彼をこれまで育ててくれた家族を無くしてしまうこと。
- 今後あなたと関わりを持つ人を減らすことになること。
- これから成長する子供の味方になってくれる人は多い方が良いこと。
もちろん、人と関わるってめんどくさいことも沢山ありますよ。
ですがこの先、いざという時に手を差し伸べてくれ人が1人でも多い人生の方が心強いです。
誰しも当たり前に毎日が訪れて、いつもの一日が始まるのだと疑わないでしょうが、ある日突然不運が訪れるかもしれないでしょ。
地震とか災害とか病気とか。
あなたは子供のことも再婚したい男性のことも愛しているはず。そんな守りたい人たちに1人でも多くの味方になってくれる人がいてくれた方がいいですよね。
相手の親がその1人になるかもしれない人だから、再婚を認めてもらえた方が良いのです。
【子連れ再婚】相手の親の反対を賛成に変えたい!説得する手順
子連れ再婚はどうしてもよくないイメージがつきまといますが、反対を賛成に変えることは可能です。
これから相手の親を説得する手順について触れていきますが、ます、心構えとして「けっして焦らないこと」です。
再婚を反対している親を説得するには、1日や2日程度ではどうにもなりません。
普通に考えても当然ですよね。相手の親にも祝福されて再婚したいわけですから、親の心を動かすにはどうしても時間がかかります。
ですので、ある程度の長期スパンを見越して行動していくことが重要なのです。
親への報告は彼一人で行くこと
では、どのように行動していけばよいかと言うと、あなたは彼の実家に付いて行かないことです。これは、率直な親の意見を聞くためでもあるのです。
だって、あなたがその場にいたら親も本音で話ができないでしょう。
そして、息子から「結婚したい人がいるんだけど、お相手には子供がいて」と切り出される親の心境を考えれば、ここはやはり彼の家族だけにすべきでしょう。
あえて言えば、「反対されること」も覚悟してほしいし、冷静であることを彼に忠告しておいた方が良いですよ。
あなたとあなたの子供についてきちんと話す
そして、彼の口から、あなたやあなたの子供についてできるだけ詳しく親に伝えます。
親からした、「息子が結婚したい相手はどのような人なのか」「今はどのように生活をしているのか」など聞きたいことはたくさんあるでしょう。
息子の結婚相手としてどうなのか、子供の年齢や性別、そして高い確率で離婚理由も知りたいはずです。
そうすることで、やっと親自身の意見が少しまとまってくるというもの。
何を聞かれても彼には正直に全てを話してもらいましょう。
これから家族になるかもしれない人のことですよ。やっぱり知りたいですよね。
再婚へ向けての彼の決意を伝える
これまで親に話したことは、まだ現状を報告したに過ぎません。ここからが本番と言っても良いでしょう。
彼にとってあなたという存在がどれだけ大切で大きいのか、自分に必要な女性なのだということを熱意を持って伝えなくては親は聞く耳を持ってくれないかもしれません。
あなたにとって彼はとてもやさしい人で、あなたのことを守ってあげたいと心の底から思っているのでしょうが、この時ばかりは、「彼にはあなたが必要な理由」を親には伝えてほしいのです。
どんな親でも息子には幸せになってほしいと願うのですから、「息子に必要な女性」であることをアピールすべき。
そしてもう1つ重要な子供のことですね。
子供を育てたことがない息子が、いきなり父親になるわけですから、日ごろの接し方や、またあなたの子供がどれくらい懐いているのかもエピソードも添えながら、情景が浮かぶように丁寧に話しましょう。
良好な関係を伝えるとともに、「どんな子だろう」と子供に興味をもってもらえたら少し前進です。
そして、親は間違いなくお金のことも気にします。
今は子供が小さくてそんなにお金がかからないにしても、大学まで出すとしたら、全て国公立へ通ったとしても1千万円はかかるでしょう。
子育てを経験した親だからこそリアルな心配ごとの1つなのです。
さらに、今は懐いていてかわいいけれど、思春期、反抗期にうまくやっていけるのかは彼自身も手探りでしょうから、「口ではなんとでも言える」と恫喝(どうかつ)されるかもしれませんね。
それでも、「楽しいことばかりでないこともわかっている、悩むことも沢山あるだろうが子供の親になるんだ」と、彼の強い意志を伝えなくてはならないのです。
相手の親にも考える時間と心の準備期間と与える
これらのことを伝えたら、親もその場で言いたいことを話してくれるでしょうが、まだ頭の中はまとまっていないことがほとんどです。
よもや息子から子供がいる女性と結婚したいと聞かされるとは思ってないわけですから、親からしたら「青天のへきれき」でしょう。
ですから、この日は親の意見を真摯に受け止めて、一旦帰ります。
「再婚は絶対許さん!」と言われてもです。
できれば、次回にまた会える日を決めておくと、親もその日までに考えをまとめておいてくれるかもしれません。
親にも心の準備期間と考える時間を作ることで、家族として受け入れるのか、親戚へはどうやって伝えるのか、相続はどうしようかなど、広く検討することができるのです。
親からあなたや子供に会ってみたいと言われるまでは会わないこと
相手の親と言っても、1人ひとり考え方は違いますよね。ここからは対応が分かれますが、あなたやあなたの子供に会ってみたいと言われるまでは、彼の実家を訪ねることを控えましょう。
これには、数週間後に会いたいと言われた人もいれば、実に1年以上かかったという人もいます。
怒りが収まらないかもしれません。親からしたらこの先自分たちがこの世を去るまでずっと付き合う家族になる人達のですから慎重にならざるを得ませんから。
ですがこの間も、あなたと子供と彼の3人はこれまで以上に絆を強め仲良く付き合いを続けていていきましょう。
何がなんでも3人で力を合わせてやっていくんだという姿勢が親から見て安心につながります。
親に反対されたからといって、あなたと彼の関係がおかしくなってしまったら、親からしたら、「それ見たことか!覚悟はそんなものだったのか」と、裏腹な感情が働くでしょうね。
あなた達は円満に過ごすことの大切さを再確認する時期なのです。
【*再婚してもよいのか迷っているあなたへ*】
→シングルマザー保奈美さんが幸せな再婚を成し遂げるために行った3つのこと
まとめ
子連れ再婚を相手の親に反対されたら諦めずに説得する道を選ぶこと。
少しずつ相手の親との距離を縮める事が、あなたが作りたい家族の未来に幸運をもたらすということ。
「どうしても分かり合えないことも、世の中にはあるでしょ」と、投げやりになるくらいなら、まずは行動に移しましょう。
そして、行動するにも順番を間違わないこと。
- 親への報告は彼一人で行くこと。
- あなたとあなたの子供についてきちんと話しをしてもらう。
- 再婚へ向けての彼の決意を伝えてもらう。
- 相手の親にも考える時間と心の準備期間を与える。
- 親からあなたや子供に会ってみたいと言われるまでは会わないこと。
手順を守って、やるだけやってみよう。苦労して得たご縁は、一生に残るご縁になりますよ。