とある番組で、バツ1である芸能人のSさんが、「バツ2はどうしてもイヤなんです。」と声を大にして発言されていました。バツ2である大物女優さんに向かってです。
シングルマザーの多くは、一度の失敗は「若気の至り」や「一度は結婚した方が箔(はく)が付く」といったような言葉で笑い飛ばせるレベルだと考えられるのですが、2度目の失敗ともなると話は変わってくるようです。
2度目の結婚を「再婚」と言いますが、3度目、4度目になると結婚相談所業界では、「再々婚3回目」「再々婚4回目」と記載することになります。
そして、プロフィールに記載してある数字を目の当たりにすると「どうして?」という疑問が思い浮かばずにはいられないのでしょう。
保奈美さんもその1人。
離婚理由は元ご主人の浮気と借金であったとしても、子供を連れて離婚したのは事実なのですから、「また離婚するなんて考えられない!失敗は許されない!」と強く思っておみえです。
最もなはなし、自分を好きでいてくれて、家族を大切にしてくれる人を探しますよね。
そうです、シングルマザーが再婚の失敗を回避するには、お相手選びがカギとなるということ。
保奈美さんには、ご要望通り3名の30代男性をご紹介しました。
one before:「【子連れで再婚・シングルマザー保奈美さん(7)】再婚しない選択と本音」
もう失敗したくない!シングルマザーの再婚相手の選び方
30代男性の誰もがシングルマザーの受入れ体制が整っているわけではないことを、保奈美さんも承知の上ですが、グレーゾーンの方々を含むと、まんざらNGばかりでもない。
グレーゾーンとは、お相手がシングルマザーであっても全くダメではない、諸条件次第だと言われる男性のことです。
- お子さんの年齢次第で考えても良い。
- 親と同居をしてもらえるならOK。
- お相手の女性次第でフィーリングが合えば良い。
- お子さんが懐いてくれるなら。
- 自分の子供を産んでくれるなら。
このようなことから、男性を取り巻く状況も人それぞれですが、もっともリアルな話は、子供を産める人だと分かっていることなんです。
婚活ならぬ「妊活」のワードも世の中に一般化してきていますよね。
若くてもなかなか子供を授かることができないご夫婦も増えてきている中、シングルマザーであれば、自分の子供を産めるし産んでくれるのではないかと期待をする男性もいます。
さて、3名の男性はそれぞれにそのような方なのでしょうか。保奈美さんはどういった理由でお相手を選ぶのでしょうか?あなたならどのようにお考えになるのでしょうか。
Nさん37歳
性格:穏やかでしっかり者
続柄:三男
学歴:大卒
婚姻:初婚
仕事:会社員(物流管理会社:出庫管理業務)
年収:420万円
身長:165㎝
体重:55㎏
趣味:ドライブ
〈アピールポイント〉
- 次男である2歳年上の兄が、シングルマザーと結婚しており、今では、連れ子が小学6年年、兄の実子が小学1年生であるが、家庭円満に暮らしていることから、多少ではあるが、子供がいる女性に理解があり、自身の子供を望んでいる。
- 現在は実家暮らしだが、同居の必要なし。(会社に通える範囲であればどこでも住める)
- 転職経験は2回。現在の職について10年が経過している。
【アドバイザーのみ閲覧】←お相手には伝えないこんな欄もあったりします(汗)
- 希望年齢は35歳まで。
- 身長は本人によりも高くてもOK。
- 長身のスレンダー美人がお好み。(芸能人で言えば、菜々緒さん)
言うのは勝手よね…。←これは私のつぶやきです。
プロフィールを紹介する時、一番最初に目を留めるのは写真です。
矢継ぎ早にNさんの良いところを説明した後には、少し黙って、プロフィールの画面をジーと見つめる保奈美さんに考える時間を作ります。
プロフィールには、人柄や容姿、職業や家族構成などが記載してあり、ひと通りNさんのことがわかるようになっているため、見せられた方は隅から隅までご覧になる方がほとんど。
もちろんさらに詳しくも説明しますがその前に、
「瞳が大きくて、かわいらしい顔立ちのNさんで、まだ少年ぽさも残っている感じがしますね。印象はいかがですか?」
ここで一回、感想を伺うことにしています。だって、「違います、ちょっと無理な方です。」なんて思ったのだとしたら、紹介を続けても意味がないでしょ。
保奈美さんの第一声、
「Nさんは、優しそうで気負わずに話ができそうな雰囲気がある方ですね!そして同級生で、中学の時にはNさんは野球部、私はソフトボール部だったことも話せそうでちょっと嬉しくて~。」
おっ!満足の様子です。
「三男さんってことは同居の心配もないですものね。でもね、ご両親のお世話したくない訳ではなくて、まずは家族で、それぞれに気も使うけれど仲良くしっかりと暮らしていけたらなんて考えているんですよ~。」
「あれ?Nさんの一番上のお兄さんは独身なのですね。どうし・・・、あっ、色々事象がありますよね。お会いできたのなら聞けばよいことですね。」
保奈美さんの想像が止まらない。
やはり、年齢が気になっていたから、同級生で、そこそこイケメンだし、年収もあるので条件としてはクリアなのでしょう。
もちろん、条件を合わせてご紹介をしているので最もなのですが。。。
「次男さんのお子さん方は、男の子なんですね。ということは私の長男とも仲良くしてくれるのかも?」
「えっ?Nさんがその甥っ子さんたちを連れて海に行って泳ぎを教えたりもしているのですか~。お父さんみたいじゃないですか~」
思った通り、保奈美さんはお見合いを申し込みます。お申し出を受けてもらえなかったらどうしよう~のプレッシャーが頭をよぎりますが、ここはモチベーションを上げてもらうためにも一緒に盛り上がろう。
ひと呼吸おいたところで、「保奈美さん、別の人も見てみませんか?」と切り出すと、「う~ん」と引き気味。
「見ても見なくてもどちらでも良いですよ。今日でなくてもまた別の日にお見せすることもできるけれど、同じ方をお見せできるかどうかはわかりませんけれど。」
そう、これも「結婚相談所あるある」なのですが、会員の皆さん活動しているのですから、いつでも全ての人を紹介できるわけではないのです。
交際に入られたり、意中の人を見つけた方は、お見合いを自体をしないと決めることもありますから、タイミングって大事なんですよね。
ですから、今日は今日のタイムリーな状況確認をしてプロフィール紹介に望んでいるので明日以降になったら、また選び直しをすることになる。
こんな話を聞かされた保奈美さんは、「他の方のプロフィールも見ます。」と。
保奈美さんでなくても、どなたも見るでしょうね。ちゃっかり誘導してますから、私。
だって、目標が定まっています、「1年間の婚活において成婚!」でしたよね。お1人ごとに進む方法もありなのですが、お相手があることですので、返事を待つ時間、お見合い日程の調整時間などを考えると3名くらいで進まれた方が、精神的にも安定すると思うのです。心にゆとりを持っていてほしいのです。
次にご紹介する方は。
to be continued:「【子連れで再婚・シングルマザー保奈美さん(9)】再婚は難しいのか?」