「シングルマザーってモテるのですか?」と、真剣なまなざしで私を見つめ質問をしてくる保奈美さんにちょっと吹き出しそうになりました。
当然、「どうしてそう思うの?」と、聞き返しますよね。
先日お見合いをしたNさんとは交際に入り、まだあれから1度も会っていないとはいえ、ラインでそういわれたのか?また、ご友人にでも「モテ期じゃない?」と、冷やかされたのか?
「えっと、雑誌の表紙に書いてあるのを見かけたのですが、手に取る勇気は無くて、とっさに、AKARIさんに聞けばいいと思ったんです。」
なるほど!素朴な疑問だったのですね。それもそのはず、今度の日曜には、公務員のSさん39歳とのお見合いが控えていますから、できるだけ情報収集はしたいし、シングルマザーがモテるのであれば、モチベーションUPにつながりますものね。
これから保奈美さんと「シングルマザーがモテる特徴」について話をしようと思います。
one before:「【子連れで再婚・シングルマザー保奈美さん(12)】再婚に占いあり?】」
シングルマザーはモテる?特徴が知りたい!
シングルマザーだからと言って誰しもモテる訳ではありませんが、モテる特徴はあります。
現に芸能界で言えば、広末涼子さんや宮沢りえさんは素敵な子連れ再婚を成功させていますよね。
「芸能人だから…。」
そんな風に言わないで、結婚相談所で出会って子連れ再婚を果たされたカップルも大勢いることからも、モテる特徴を知れば良いと思いませんか。
シングルマザーのモテる特徴とはズバリ言うと、
- 包み込んでくれる深い愛情を感じさせる女性
- 大人の色気がある女性
この2つの条件が揃うと、特に年下男性はシングルマザーにハマる傾向が強いと感じています。
保奈美さんの反応は、伝える前から想像できましたが、やっぱりな言葉が返ってきました。
「私は色気なんてないですよぅ~。」
言うと思いました(笑)
初めに、包み込んでくれる深い愛情というのは、言葉を換えれば「母性本能」なんですよね。ですから、ご主人に対してもちょっぴり母親チックな行動な言動があればクリアできるように思うのですが、「色気」はどうでしょうか?
大人の色気と言っても、今日の明日に作れるものではありませんよね。そして、女性の内面からかもし出されるものだとしたら、一体どうすれば良いのでしょうか?
明るく元気な保奈美さんですから、ここは長所であることに間違いはないのですが、色気となると別問題。
だからこそ、結婚相談所に入った意味があるというもの。
「今から、色っぽく見える仕草のレッスンを始めたいのですが、お時間は大丈夫でしょうか?」
「はい!もちろんです。」
交際をしているNさん(初婚で同い年)、これからお見合いをするSさん(再婚でイケメン)、正直言って、保奈美さんからお断りをするのならまだしも、フラれるのはね。
さあ、まずは、歩き方から。
モテ期だといいな。Sさんとのお見合い当日
「立てばシャクヤク座ればボタン歩く姿は百合の花」
この言葉の意味は、女性の立ち振る舞いを容姿を花にたとえたものなの。要するに女性の美しさや仕草、話し方がとても魅力的に感じるという代名詞なのです。
が、一度の所作レッスンでいきなりこのような美しく色気のある女性になれるかと言ったらそれは無理。
しかし、歩き方や、椅子への座り方、手の仕草など、ほんのちょっと意識をするだけで確実に色気のある女性に近づけるのです。
Sさんとのお見合い日を迎え、すでにSさんはホテルのラウンジで保奈美さんの到着を待ってお見えです。
もしかしたらエレベーターの扉が開いた時から見られているかもしれませんよね。
映画などで本番がスタートする合図の「カチンコ」の音が今にも聞こえてきそう。
保奈美さんの姿に気付き、私の方から駆け寄り、今日のコンデションなどを二言三言で確認した後にSさんのいるテーブルへご案内しました。
- ハンドバックは左手にかけ、挨拶をする時にはお腹辺りで両手を組むこと。
- 挨拶は「本日はよろしくお願い致します。」と言い終えてから頭を下げること。
- スカートはヒップ辺りからスカートの裾が広がらないように整えて座ること。
などなど、数日前にした練習の成果を発揮してくれた保奈美さんです。
そうそう、お見合いをするSさんがどんな人だったかと言うと、
Sさん39歳
性格:明るくて気が利く
続柄:長男
学歴:大卒
婚姻:再婚
仕事:公務員(役所の市民課勤務)
年収:680万円
身長:173㎝
体重:62㎏
趣味:旅行
〈アピールポイント〉
- 地元安定業種であり、キャリア候補でもある。
- 再婚後の家事分担にも協力的である。
- 長男であることから後継ぎが必要。
〈婚姻歴について〉
- 30歳~36歳まで婚姻関係あり。
- 離婚理由:元妻が仕事中心で一切の家事を放棄、併せて、自宅に戻らない日も多々あり夫婦関係が破綻。
- 慰謝料無し。
【アドバイザーのみ閲覧】
- 一軒家を自己所有しており、直ぐ近くには両親の自宅があり、何かと干渉されることが考えられる。
- 本人はバリキャリの性格が強めの女性が好みである。
実は保奈美さん、今回お見合いをお申し込みをした3人の中で会うのを一番たのしみにしていたのがこのSさんなんです。
- Nさん37歳 初婚
- Sさん39歳 再婚
- Gさん38歳 再婚(子供あり)
こちらの3人の方々にお申し込みをして、皆さんにお見合いを受けてもらえたのですが、結婚の経験があるSさんに安心を覚え、さらにイケメンで高収入なこともあって自分にはもったいないくらいの人。そう感じているのです。
「会ってみないとわからないけれど、交際に進みたい!モテ期がくれば良いのに。」と願わずにはいられなかったのでしょう。
そうしたらつじつまが合いますよね。
Sさんとのお見合いの数日前にわざわざ来店をして、「シングルマザーってモテるのでしょうか?」と聞いてきたこと。
「シングルマザーはモテると書いてある雑誌を見つけたが、手に取れなかった。」
本当は読んだのかもしれませんが、具体的にどうすれば良いのか、知りたかったのではないでしょうか?
そして、所作のレッスンを受けたこと。
きっかけはどうであれ、しっかりと学ぶ気持ちがあるからこそ、短時間でも集中し、身に付け、実行することができたのでしょう。素晴らしいことですよね。
この後、お見合いを終えた保奈美さんからどのようなお返事が返ってくるのか、会社で待つことにします。
to be continued:「【子連れで再婚・シングルマザー保奈美さん(14)】再婚率と本音」